2022
04.07

カーラッピングと塗装を比較!費用・施工の違いは?(動画紹介有り)

コラム

以前の記事では、おおまかなカーラッピングの特徴をお伝えしました。

塗装との違いは「剥がしやすいこと」と「再現性」であると書きましたが、

実はそれ以外にも異なる点はいくつもあります。そこで今回は、塗装とカーラッピングの違いについて、より詳しく比較をしていきます。

 

 

 

表現力の違い

塗装によるグラフィックスの仕上がりは、塗装業者や施工スタッフの技術力に依存します。熟練の職人であれば満足のいく出来になるかもしれませんが、場合によっては色むらなどが出る可能性があり、塗装という性質上、表現の幅には限界があります。

カーラッピングの場合はグラフィックスをデジタルプリンターで出力するため、写真など細かな表現が求められる要件にも対応可能です。色味も統一できるので、コーポレートカラーなど色校がシビアなシチュエーションにも最適です。

 

施工期間の違い

営業車へフル塗装を施す場合、施工期間はおおよそ3週間が目安とされています。もちろん台数が増えればそのぶんだけ工数がかかるため、納期も長くなるでしょう。この際、いくつかの業者へ依頼を振り分ける方法もありますが、その場合はクオリティのバラツキが懸念されます。

一方、カーラッピングは案件ごとに納期は異なるものの、施工完了までの目安は2週間程度です。ただし、施工自体は1〜2日とスピーディー。一度方向性やデザインが決まれば、迅速な広告施策が可能。刷り増しも容易です。結果的に工数削減にもつながり、より施工期間の短縮が望めます。

 

価格面の違い

一台の営業車に対してフルのカーラッピングを施した場合は、条件にもよりますが塗装よりもコストがかかる傾向にあります。しかし、広告を目的としたラッピングカーの場合は部分的なラッピングでも十分であり、実際にはそこまで高額になるケースは少ないです。

加えて、数台の営業車へ施工をする場合には塗装よりも施工期間が短くなり、人件費も抑えられます。その結果、塗装よりも早くて安価になる場合も少なくありません。

また、リース車に塗装をした場合にはリース終了後、原状回復をしてから返却するのが基本です。塗装の場合にはそこでコストがかかりますが、カーラッピングの場合はフィルムの再剥離性があるため、そこまでの費用はかかりません。

 

耐用年数の違い

耐用年数に関しては塗装のほうがカーラッピングに比べて優秀です。塗料や環境などにもよりますが、おおよそ10年は保つとされています。一方、ラッピングカーは3〜5年程度が一般的です。

こうして比べると、ランニングコスト的に塗装のほうが有利にも見えますが、企業が広告宣伝目的でカーラッピングを行うのであれば、実は3年でも十分なケースが多いです。むしろ、貼り替えられるというメリットがあるのですから、それを生かす方向でその時々に合った広告展開を考えるべきでしょう。なお、営業車のリースアップは5年なので、貼り替えなしの場合でも対応自体は可能です。

 

まとめ

このように、塗装にもカーラッピングにもそれぞれメリット・デメリットがあります。しかし、企業による広告としての営業車利用という観点からすると、カーラッピングのほうが使い勝手がよいと言えるでしょう。これから営業車に広告グラフィックスを施そうとお考えの方は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。營業車両の場合、リースアップガ5年なのでこちらにも対応可能です。(使用するフイルムやメーカーにもよりますが)

余談ですが、3M製のフイルムは、耐候性5年の場合5年を過ぎたあたりから少しずつ色が変わる感じになりますが、メーカーによっては5年でダメになることを言っている場合があります。