【東京】カーラッピングデザインで覚えておきたいデザイン審査基準

車両ラッピング

東京には「東京都屋外広告物条例」が定められています。これはその名が示すとおり、屋外広告物の掲示に関する条例で、ラッピングカーについても該当するケースが少なくありません。

【東京】カーラッピングデザイン

条例に抵触しないデザインをつくる場合は、車体利用広告デザイン審査基準に沿った形でラッピングカーを制作する必要があります。加えて、公益社団法人東京屋外広告協会の審査をパスするのが望まれます。今回はそんな、カーラッピングのデザインで覚えておきたい審査基準について解説します。

車体利用広告デザイン審査基準とは?

車体利用広告デザイン審査基準とは、公益社団法人東京屋外広告協会が関係業界、東京都と共に協議し、策定した広告審査基準のことです。東京都知事指定の委員会は同協会が唯一であり、信頼性の高い審査が行われています。なお、同基準は交通安全・都市景観・車体利用広告の健全な普及・発展に寄与することを目的とされており、それを踏まえた項目が審査対象になっています。

デザイン審査基準の要点

車体利用広告デザイン審査基準には3項にわたる審査基準が設けられています。以下ではその要点についてまとめました。

安全面

車体広告は交通安全に配慮しなくてはならないという基準のもと、デザインに関わる審査基準が設けられています。

たとえば周囲を走行する車のドライバーが誤認するようなものはNGです。光っていたり、反射効果があったりするものは、広告ではないと捉えられ、注意を引いてしまう可能性があるからです。

また、広告を見たドライバーの注意力が散漫になるものも好ましくありません。具体的には、4コマ漫画形式になっていたり、映像が流れたりするもの。また、読む方向の問題から、テキストが縦書きになっているものも避けるべきとされています。加えて、車体後部に大量の文字が記載されていたり、電話番号やURLが掲示されていたりするものも、注意力を奪うため基準に引っかかります。

この他、ラッピングカーのドライバーの安全面についても考慮が必要です。たとえば窓ガラスに広告を施工すると、運転手の視界が悪くなってしまいます。

都市景観

都市景観を損ねるものについては条例でも禁止されていることが多く、配慮が必要です。車体利用広告デザイン審査基準にもこの項目が設けられており、景観を損ねるような色彩・デザインにしてはならないとされています。

ただし、程度についての明示がありませんので判断は簡単ではありません。参考として、留意事項のなかには「くどく、どきつい色彩やデザイン」という表現が用いられています。

公序良俗

性を連想させるようなものや、身体の一部が強調されているようなデザインは公序良俗に反する判断をされます。この辺は、一般常識に当てはめれば判断がつくでしょう。

その他

その他にも、たとえば車両の運行上支障となるもの(排気口やスピーカー口がラッピングで塞がれているなど)は不合格となります。また、細かな点ではありますが、下地色が赤・黄、もしくは暗い色の場合、夜間運用にふさわしくないと判断されるケースもあります。

まとめ

車体利用広告デザイン審査基準自体は細かな指定があるわけでなく、ある程度大まかな基準であるとも言えます。そのため、デザインのさじ加減がなかなか分からない、という方も少なくありません。審査をパスできるラッピングカーを制作するのであれば、広告に関わるノウハウを豊富に持った専門店へ依頼するのが効率的と言えるでしょう。