日大の研究結果から見るラッピングバス広告の費用対効果

車両ラッピング

ラッピングバス広告の効果

2010年に行われた日本大学生産工学部第43回学術講演会では「ラッピングバスにおける広告効果及び、ICカードを用いたセグメント広告」という発表が行われています。この研究では、ラッピングバス広告の広告効果をはじめとした調査が行われており、興味深い報告もなされています。今回は、その結果の部分を簡単にまとめてご紹介します。

日大の研究結果から見るラッピングバス広告の費用対効果

ラッピングバス広告の効果測定

同研究の内容について、かいつまんでご説明します。同校では、ラッピングカーの広告効果を測定するために、まずは駅貼りポスター、電車車体広告(山手線、埼京線、京成線)、バスの窓上ステッカーの3種類に関する7日間の広告効果を測定しました。以下は広告条件です。

  • 駅はりポスター:B0ポスターを路線の各駅に2枚ずつ
  • 電車車体広告:各路線の1編成のみを広告媒体に設定
  • 窓上ステッカー:各路線すべてのバス車内に1枚ずつB3サイズのステッカー
  • ラッピングカー:DEC ※

※1日を3時間ずつ4分割し、各時間帯でいずれか15分間、歩行者、自転車、自動二輪車、自動車の走行数を測定(平日と休日の2日間)。結果に4×3を掛け、一日あたりのDECを算出

より詳しい測定条件については、原文でご確認ください

>>ラッピングバスにおける広告効果及び、ICカードを用いたセグメント広告

ラッピングバスの視認者数はまずまずの結果に

調査の結果、対象2駅間の広告効果を比較すると、ラッピングバスの視認者数は96,967.2人という結果になりました。これは、駅貼りポスターの220,942.3人に比べれば半分以下です。一方で、電車車体広告(23,237.1人)と窓上ステッカー(7,849.1人)に比べれば、圧倒的多数となっています。この結果から、単純に視認者数について、ラッピングバスはまずまずの結果を残していると言えるでしょう。

駅貼りポスターに並ぶほどの費用対効果をラッピングバスが達成

上記の結果から、駅貼りポスターは宣伝媒体として非常に優れていることが分かりました。しかし、コストパフォーマンスの側面から見ると、ラッピングバスにも大きな優位性があると同調査では報告されています。

以下は、広告費1万円あたりの視認者数です。

  • ラッピングバス:27,704.9人
  • 駅貼りポスター:14,590.5人
  • 電車車体広告:9,768人
  • 窓上ステッカー:3,679.3人

このように、費用対効果で考えればラッピングバスは圧倒的。とくに電車車体広告や窓上ステッカーに比べると、非常に優秀だと言えます。

まとめ

ラッピングバスのメリットとして語られる「広告費の安さ」。しかし、今回の日大の調査によって、正しくは「コストパフォーマンスの高さ」であることが証明されたと言えるでしょう。どの交通広告を選ぶかで迷われている方は、ぜひ今回の結果を参考にお考えください。

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