ラッピングカーはセレンディピティな広告!偶然の接触がインパクトを生む

車両ラッピング

たまたま見つけた商品やサービスに運命的なものを感じたことはありませんか?人はこうしたシチュエーションに置かれると、対象物を特別なものだと思い込む性質があります。これをうまく活用できれば、効果的な広告手法になるはずです。

ラッピングカーはセレンディピティな広告!偶然の接触がインパクトを生む

セレンディピティとは?

セレンディピティとは、イギリスの小説家ホラス・ウォルポールが作った造語です。元々は、「思わぬものを偶然に発見する能力」のことを指します。

博報堂生活総合研究所の三矢正浩氏は、これをマーケティングに紐付けて「セレンディピティ消費」というマーケティングキーワードを「広告朝日」のなかで口にしています。たとえば福袋がその具体例。中に何が入っているか分からない、“未知の商品”との出会いに、消費者はワクワク感を覚えるとのことです。

セレンディピティによる広告の有効性

三矢氏の言うとおり、セレンディピティは大いに広告へと役立てられます。

たとえばネットサーフィンをしているとき。当初調べようと思っていた情報ではなく、何かのきっかけで気がつくと別の情報を夢中で探していたという経験がある人も多いのではないでしょうか?これは、「偶然見つけた情報」が自身にとって有益であると錯覚してしまう心理に基づいていると考えられます。

つまり、必然ではなく偶然を演出することは、消費者に商品・サービスを注目してもらう有効な手段になりえるということ。広告は人の興味関心を引くことがとくに重要ですから、セレンディピティの活用は効果的であると言えるでしょう。

ラッピングカーの性質はセレンディピティを刺激する

では、セレンディピティをラッピングカーに当てはめて考えてみましょう。

まず、常設看板というのは基本的に「そこにあるもの」です。出稿当初こそインパクトはありますが、繰り返し目にすることで偶発性は薄れてしまうでしょう。また、看板の位置というのはほとんどの場合固定です。「この先に看板がある」と消費者が知っていれば、それだけで偶発性はほぼなくなってしまうのです。

一方、ラッピングカーは日々運行ルートが変わるものです。常にそこにあるわけではなく、「今、この瞬間だけ」という価値を持っています。デザインにインパクトがあるものなら、さらに大きな偶発性を生み出すでしょう。その意味で、ラッピングカーはセレンディピティを刺激できる広告のひとつだと考えられるのです。

まとめ

近年、広告の手法は多様化してきています。マスで接触し、Webで刈り取るといった手法は、時代遅れになってきていると言わざるをえません。大切なのは、いかに多様なタッチポイントを用意できるか。かつ、その接触時にインパクトや行動変容を起こせるか。セレンディピティは、今後の広告における重要なキーワードになるでしょう。

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